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理事長挨拶 - 財団法人岩手県国際交流協会設立20周年を迎えて
[岩手県国際交流協会]
平成元年10月18日に設立されました当協会は、この度、20年の節目を迎えました。当時、岩手県が設置した国際交流推進懇談会の提言を踏まえるとともに、わが国の国際化の進展に伴い、国レベルだけでなく地域レベルの交流へと変化が求められていたことに呼応し、幅広い県民の参加により、本県の国際交流の推進を図るため、民間が中心となり、県、市町村、企業等のご支援とご協力のもとに設立されたものであります。
当協会の設立の目的は、定款にありますとおり、豊かな自然や歴史、伝統などに育まれた岩手の風土を生かしながら、経済、技術、文化、スポーツなど、幅広い分野における国際交流活動を展開することにより、県民の国際理解を深め、国際協力思想の高揚を図るとともに、地域経済のみならず、文化面においても本県の活性化を図り、物心ともに豊かな郷土いわてづくりに寄与することであります。
このような目的を達成するために、平成2年には、国から地域国際化協会の認定を受け、本県の国際交流の中核的民間組織として活動を行ってまいりました。設立当初は、岩手県公会堂内の一室に事務所を置き、次いで盛岡市上田に拠点を移して活動をスタートしましたが、平成7年には、本県国際交流の活動拠点施設として盛岡市大沢川原に開館された国際交流プラザを活動拠点とし、さらに、平成18年4月から「いわて県民情報交流センター(アイーナ)」を活動拠点として、多様な国際交流活動を展開してきたところであります。
設立以来、県、市町村、企業、民間団体並びに県民の皆様のご支援、ご協力の下に、各種の国際理解講座や国際交流イベントの開催、地域の国際交流団体やボランティアの育成と活動支援、海外からの訪問者のホームステイ受入れ、海外からの留学生や研修員の受入れと生活支援、在住外国人の日本語教育と日常生活支援、国際協力活動の普及啓発など、さまざまな形で国際交流や国際協力の推進に取り組んでまいりました。
この間、岩手県内の在住外国人の数は、協会設立時ではおよそ2,000人でありましたが、平成20年ではおよそ6,500人近くとなっており、3倍以上に増えております。
このように、急速に進展する地域の国際化の中で、求められる活動も、国際交流から国際協力、そして多文化共生の推進へと変化してきました。今後ますます、異なる文化的背景を持つ人々が共に生きる多文化共生社会の実現に向けて、地道で多様な取組みを行っていく必要があります。
このような中で、設立20周年を迎えたことを契機として、改めて、「地球社会と共生する岩手」の実現のため、岩手が生んだ先人宮澤賢治の「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない」と終生求め続けたヒューマニズムの精神、また、「願わくはわれ太平洋の橋とならん」の悲願のもとに国際協力活動に挺身された新渡戸稲造博士の精神を教えとし、当協会が本県の国際交流推進の中核的組織として、地域に根ざした国際交流活動に引き続き力を注ぎ、物心ともに豊かな郷土いわてづくりに寄与していくことを誓うものであります。
終わりになりますが、当協会20年の歴史を築き上げて下さった、多くの出捐団体・出捐者と賛助会員の皆様、活動に際して力強い支援を頂いたボランティアの皆様、活動を支えて頂いた民間団体、県、市町村、自治体国際化協会、国際協力機構をはじめとする各団体・機関、更に歴代の役職員の皆様に感謝するとともに、改めて厚く御礼申し上げます。
これから始まる次なる10年に向けて役職員一同、心を合わせて職務に邁進する所存でありますので、関係者の皆様並びに県民の皆様におかれましては、引き続き温かいご支援、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げまして、ごあいさつといたします。
平成21年10月
財団法人岩手県国際交流協会 理事長 安藤 厚
・表彰については、こちらをご覧ください。
・平成21年10月18日に行われた記念式典内容については、こちらをご覧ください。












