新型コロナウイルス感染症対策本部　第21回本部員会議　知事メッセージ（令和２年9月3日）

一昨日（9/1）、居住地が県外で県内に勤務する方の感染が確認されました。感染された方々には早期のご快復をお祈り申し上げます。
医療、公共交通機関、物流など県民生活に必要なサービスの提供や東日本大震災津波の復興事業等は、
多くの県外の方々のご尽力によって行われております。県外からいらっしゃる方々に思いやりのある行動と冷静な対応をお願いします。

県では、検査体制の強化により早期に感染者を発見し、感染拡大防止に全力で取り組んでいます。
また、重点医療機関の設置等により病床を確保しているほか、軽症者等の宿泊施設も確保しており、医療提供体制を整えております。

県民の皆さまには、「三つの密」を避けること、手洗いの励行、マスクなどの咳エチケット等の基本的な感染対策を、
引き続き、心掛けて頂きますようお願いします。

県は、今般、県内の感染者の判明や、感染者数の増加、前回補正予算議決時以降の県内における社会経済活動の状況を踏まえ、
第４弾となる補正予算案を提案することとしました。

万全の医療体制を提供していくため、重点医療機関の病床をしっかり確保することや、
感染拡大によって、より困難な状況になることが見込まれる医療的ケア児等の診療体制や短期入所の仕組みを整備していきます。

また、無利子や低利の県単融資資金の貸付枠を大幅に拡充し、中小企業の資金繰りを支援するほか、
鉄道や乗合バス、タクシーなど地域の足を担う交通機関を支える事業、文化芸術活動に取り組む団体の活動を支える事業など、
今求められている要望等にも広く応え、あらゆる分野で感染拡大の防止と社会経済活動を支える事業を盛り込んでいます。

県は、市町村、関係団体等と連携しながら、新型コロナウイルス感染症対策に取り組み、お互いに幸福を守り育てる希望郷いわてを目指します。


令和2年9月3日
岩手県知事　達増　拓也

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